お知らせ
産婦人科について
ご挨拶
産婦人科 主任部長
樋口 壽宏
個々の患者さんに対して最適な医療を提供することを常に最優先に診療にあたっています。それを実現するために、様々な専門領域に精通したスタッフ(周産期専門医2名、婦人科腫瘍専門医4名、婦人科内視鏡技術認定医2名)の連携による「チーム医療」をモットーとしています。
妊娠・分娩管理(周産期部門)、婦人科良性疾患、婦人科悪性疾患(がん)の3領域のいずれにおいても近畿圏で有数の症例数を誇り、広い領域において高度な医療の提供が可能です。周産期部門についてはNICUを併設しており26週以降の早産に対応可能です。婦人科良性腫瘍に対しては安全性を第一に考えた低侵襲手術を積極的に行っています。婦人科悪性腫瘍については開腹手術、腹腔鏡下手術ともに経験豊富なスタッフが責任を持って対応しています。当院は、子宮頸がん、子宮体がんに対する腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術の実施認定施設です。化学療法については腫瘍内科と、放射線治療については放射線治療医と緊密に連携し、個々の患者さんにとって最適な治療を提供できるよう努めています。
特色・取り組み
- 妊娠・分娩管理(周産期部門)、婦人科良性疾患、婦人科悪性疾患の3領域について、周産期専門医、婦人科内視鏡技術認定医、婦人科腫瘍専門医の連携による高度な医療の提供が可能です。高度不妊治療に関しては近隣のクリニックへのご紹介を含めた連携を行っています。
- 子宮頸がん、子宮体がんに対する腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術、ロボット手術の実施認定施設です。
- センチネルリンパ節生検(臨床研究)によるリンパ節転移検出率の向上や下肢リンパ浮腫の低減に努めています。
- 初期子宮頸がんに対する広汎子宮頸部切除術(トラケレクトミー)に関しては、手術とともに妊娠後の管理も当施設で行っています。
診療体制
(2024年1月1日現在)
産婦人科スタッフ |
17名 |
産婦人科専門医 |
13名 |
周産期専門医 |
4名 |
婦人科腫瘍専門医 |
4名 |
婦人科内視鏡技術認定医 |
2名 |
実施中の先進医療、臨床研究など
分娩・治療について
産科
婦人科
治療実績
産科
産科症例数(2023年)
分娩数 |
710件 |
37週以降の正期産 |
621件 |
帝王切開分娩 |
204件(帝王切開率28.7%) |
双胎分娩 |
26件(うち経腟分娩2件) |
当院での出産年齢分布
2023年
当院での早産(37週未満の分娩)の内訳
2023年
婦人科
手術実績(2023年)
単純子宮全摘術 |
96件(開腹39件、腹腔鏡下55件、ロボット2件) |
良性卵巣腫瘍摘出術 |
135件(開腹5件、腹腔鏡下130件) |
子宮筋腫核出術 |
17件(開腹14件、腹腔鏡下3件) |
異所性妊娠手術 |
14件(開腹0件、腹腔鏡下14件) |
骨盤臓器脱手術 |
10件 |
子宮鏡下検査・手術 |
224件(腰麻39件、病棟手術185件) |
子宮頸部円錐切除術 |
123件(腰麻38件、病棟手術85件) |
広汎子宮全摘術 |
10件(開腹8件、腹腔鏡下2件) |
広汎子宮頸部摘出術 |
1件(開腹0件、腹腔鏡下1件) |
準広汎子宮全摘術 |
5件(開腹3件、腹腔鏡下2件) |
子宮体がん手術 |
35件(開腹14件、腹腔鏡下12件、ロボット9件) |
卵巣がん手術 |
34件 |
再発がん手術(IDS含む) |
4件 |
その他 |
19件 |
当施設での婦人科がん治療成績(2017年5月以後)
子宮頸がん
子宮体がん
卵巣がん