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特発性正常圧水頭症は聞き慣れない病名かもしれません。一般に中高年になると歩幅が小さくなり、不安定となって歩きにくいという症状を訴える方が多くなりますが、この中の一部になんらかの髄液循環障害があり、髄液シャント術によって症状が改善する例があります。痴呆、尿失禁を伴う場合に、これらの症状も改善することがあります。
特発性正常圧水頭症は明らかな原因もなく歩行障害をきたし、髄液シャント術で症状の改善が得られるので、高齢社会にあって介護の負担を軽減できる点でも重要です。多くの類似症例の中から髄液シャント術有効例を手術前に予測することが容易でない点が問題ですが、当脳神経外科では髄液排除試験や腰部持続髄液圧測定といった方法で手術対象例を鑑別し、80%以上の有効率を得ています。
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