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     平成22年度年報 (pdfファイル)

展望について

臨床検査部は、検体検査、生理検査及び輸血を担当しており、24時間365日の緊急検査、緊急輸血対応、および迅速報告体制に尽力しています。また検査の質を重視し、毎年日本医師会、大阪府医師会、日本臨床衛生検査技師会等の外部精度管理サーベイに参加し、優秀な成績を収めている他、看護部門等の協力を頂いて、検査の全過程における精度保障活動を展開しています。さらに、検査情報(LI)室を設置し、医療者および患者様からの検査に関する相談を受け付けています。


臨床検査部の特色

臨床検査部は検体検査(血液・尿などの検査)生理検査(心電図・脳波など人体の検査)、および、輸血を担当しています。

業務実績 年間概数
検体検査(細菌検査を含む) 約4百25万件
生理検査(超音波検査を除く) 約4万件
 超音波検査 約2万7千件
輸血 約2万5千単位
アルブミン 約33kg

24時間365日の迅速検査体制に力をいれています。日直・当直体制をとり、緊急性のある検査や輸血には常時対応しています。

IT化を進めています。検体検査のみならず、生理検査の報告書・画像にいたるまで、院内どこからでも端末で結果を見ることができます。

検体検査部門

体制

検体検査とは、血液・尿など、体から採取したものを対象にする検査のことです。検体検査部門では、血液・一般、生化学・血清・輸血、細菌の検査を実施している他、外注検査を一元管理しています。

必要な検査データがいつでも即時に報告できる「ノンストップ・リアルタイムの検査室」を目指しています。

  • 血液・尿・生化・血清・輸血・ホルモン・感染・腫瘍マーカー等、ほとんどの検査が迅速検査・即時報告体制となっています。
  • 正確なデータを迅速に報告するため、検査の依頼・採取・測定・報告の過程を全てコンピュータで管理しています。ほとんどの検査は結果が出たその瞬間から院内各部署のコンピュータ端末の画面で医師が参照できるようになります。
  • 外来の至急検査・診察前検査に力を入れています。 迅速対応検査については、検体が届いてから原則として40分以内(一部のホルモン・腫瘍マーカーは60分以内)に、外来診察室で結果が端末で参照できるようになります。
  • 入院検体は原則として全て至急扱いとしています。朝、病棟から提出された検査は、検血・生化学はもちろん、ホルモン・感染症・腫瘍マーカー等の特殊検査にいたるまで、ほとんど全てが、午前11時15分までに端末で結果参照可能となります。
  • 休日・夜間も、臨床検査部日直・当直者が、365日24時間、緊急検査に対応しています。

検体検査管理加算(T)・(W)算定の認可を受けています。  (院内検査の実施体制、精度管理体制、および、24時間365日の緊急検査対応を評価するものです。)

患者サービス向上に尽力しています。

  • 9時の外来診察開始よりも30分早く 外来採血業務を開始して、診察前の至急採血検査の結果がタイムリーに診察室で参照できるようにしています。
  • 入院患者様の採血検査のための朝の絶食をなくすため、早出勤務者が8時から入院検体の受付を行って、早朝採血に対応しています。
  • 外来で注射と採血の両方がある方が1回の穿刺で済むよう、看護部と連携作業を行っています。
  • 採血量を減らすため検体の微量化を進めています。

栄養サポートチーム(NST)に参加し、栄養指標検査実施、低栄養症例スクリーニング、情報発信などの活動を行なっています。

感染制御チームに参加し、院内環境の細菌検査、抗生物質耐性菌の疫学調査など、院内感染予防活動にも力を入れています。

 

主要機器・設備

  • 自動血球カウンタ 3台 (うち1台は時間外用)・自動標本作製装置
  • 血液凝固自動検査装置2台
  • 生化学自動分析装置 3台
  • 生化学・免疫自動分析装置 2台(うち1台は時間外用)
  • 免疫学自動分析装置 6台
  • 糖尿病項目自動分析装置 1台
  • 尿定性検査装置 3台(うち1台は時間外検査用)
  • 尿中有形成分測定装置 1台
  • 便潜血自動検査装置 1台
  • 血液ガス分析装置 2台(うち1台は時間外検査用)
  • 自動血沈計 2台
  • ビリルビン検査装置 1台
  • 浸透圧検査装置 1台
  • 心筋マーカー迅速検査装置 1台
  • P2レベル対応微生物検査室(安全キャビネット 4台)
  • 細菌同定・感受性検査装置 2台
  • 血液培養装置 1台
  • エンドトキシン測定装置 1台(トキシノメーター)
  • 検体検査自動化システム(前処理・搬送)1式
  • 容器作製装置 2台
  • 血液流動性測定装置 1台
  • フリーラジカル測定装置 1台

生理検査部門

体制

生理検査とは、心電図・脳波のように、身体を直接に対象とする検査のことです。2階生理検査室で、専門のトレーニングを受けた臨床検査技師が、各科の医師とともに検査を担当しています。

生理検査、超音波検査の報告書・画像はコンピュータに取り込んで管理しており、院内の各部署の端末で参照できます。

  • 循環器生理検査(心電図、負荷心電図、ホルター心電図等、心臓の機能の検査)
  • 呼吸生理検査(肺機能検査、酸素飽和度検査等、肺の機能の検査)
  • 神経生理検査(脳波、誘発電位、筋電図、など脳・神経系・筋肉の機能の検査)
  • 熱画像検査(サーモグラフィ)
  • 超音波検査(心エコー、腹部エコー)

主要検査機器

  • 心電計 4台・ポータブル心電計 1台
  • ホルター心電図解析装置 1台
  • ホルター心電図計 11台
  • エルゴメータ・呼気ガス分析装置 1台
  • トレッドミル 2台
  • 脈波伝播速度計(PWV/ABI)2台
  • 加速度脈波計 1台
  • 腹部等エコー装置 7台
  • 心エコー装置 2台
  • 呼吸機能測定装置 1台
  • ポ-タブル肺機能検査計 1台
  • 呼吸筋力測定計 1台
  • 精密呼吸機能測定装置 1台
  • 睡眠時無呼吸症候群精密検査装置 1台
  • 睡眠時無呼吸症候群簡易検査装置 1台
  • 携帯用睡眠時無呼吸症候群簡易検査装置 1台
  • パルスオキシメータ 5台
  • 携帯用自動血圧測定装置 1台
  • サーモグラフィ装置 1台
  • 脳波計 4台
  • 誘発電位装置 2台

輸血部門

体制

輸血業務は、血液製剤発注・保管・輸血検査・照射・出庫等、全てを24時間365日臨床検査部で担当、認定輸血検査技師を含むスタッフが一元管理しています。

輸血の安全体制を重視し、厚生省の指針に準拠した管理体制をとっています。輸血検査データはコンピュータ管理により厳重な照合を行っています。

自己血採取(瀉血)装置・チューブシーラを管理し、採取部署に貸出すとともに、採取された自己血の保管と出庫を行っています。

末梢血幹細胞移植用の自己幹細胞凍結保存管理を行っています。

輸血管理料T・輸血適正使用加算算定の認可を受けています。
(輸血管理体制および適正な輸血実施を評価するものです。)

主要保有機器

  • 血液型・輸血自動検査装置 1台
  • 輸血学検査装置 2台(時間外検査用)
  • 自己血採取装置 1台・チューブシーラ 1台

検査を受ける患者様のためのQ&A集

こちらからご覧下さい。 (安心して検査を受けていただくために、ご一読下さい。)

医療関係者のための臨床検査Q&A集

こちらからご覧下さい。

臨床検査・輸血関係のリンク集

こちらからご覧下さい

 

地域医療の先生方へ

臨床検査部は、直接の検査のご依頼も請け賜っております。検査についてのご要望、ご相談があればお気軽にお電話ください。地域の医療機関から頂いた検体の検査のご相談にも応じております。

○地域医療サービスセンター経由で直接お受けする検査:
腹部エコー・脈波伝達速度(PWV・ABI)・指尖脈波・成人心エコー (検査後、循環器内科受診があります。)・ホルター心電図  (検査一週間後循環器内科受診があります。) ・乳腺エコー  (検査前に胸部外科受診があります。)  ・脳波・神経伝導速度検査・サーモグラフィ  (検査前に神経内科受診があります。)
○神経内科経由でお受けする検査: 筋電図、誘発電位、等。
○循環器内科経由でお受けする検査: 運動負荷心電図(トレッドミル等)、経食道心エコー等。
○消化器内科経由でお受けする検査: 造影腹部エコー等。
○呼吸器内科経由でお受けする検査: 酸素飽和度モニター、精密呼吸機能検査(拡散能等)等。

スタッフ紹介

 

役職 氏名 資格等 専門領域
部長

藤川 潤
日本内科学会認定内科医
日本消化器内視鏡学会認定医
日本消化器病学会認定消化器病専門医
日本臨床検査医学会認定臨床検査管理医
京都大学医学部臨床教授
消化器内科学
臨床検査医学
技師長

田畑 宏道
衛生検査所立入調査における精度管理専門委員(大阪市・東大阪市・大阪府委託)
大阪府臨床衛生検査技師会元理事
検体系
副技師長
加堂 邦裕
日本超音波医学会認定超音波検査士(循環器・腹部)
臨床病理技術士(神経生理学・循環生理学)
臨床工学士、第二種ME技術士
生理系

 

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Last up date 2010.7.17