公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

治療について(皮膚科)

治療法

1日100〜150人の外来患者さまに治療を行いながら、必要に応じて入院治療にも積極的に対応しています。入院対象の疾患も帯状疱疹、下腿潰瘍、紅皮症、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬などの炎症疾患群、膠原病、水庖症、悪性疾患など多彩です。

治療においては、それぞれの疾患に対する最新の情報や技術をもとに、科学的根拠に基づいた標準的治療を基本としています。例えばアトピー性皮膚炎に対してはステロイド剤外用と抗アレルギー剤の内服、及び保湿や清潔を中心としたスキンケア指導、また増悪因子の検索など、個々の患者さまのQOLを重視した姿勢できめ細かく対応することにしていています。

皮膚潰瘍ではその基礎疾患に対する全身的治療や手術療法とともに、局所の皮膚の状態に応じた外用剤や創傷被服剤の適格な選択を行い、同時に近赤外線照射や炭酸浴などの理学的療法などを併用することにより、できる限り早期の治癒をめざしています。

皮膚疾患は、慢性かつ難治性が多いため、それぞれの患者さまのQOLを重視した対応ができるよう医師のみならずコメディカルのスタッフ全員で努めています。さらに形成外科との連携により、腫瘍などの手術を要する疾患群に対しても迅速に対応できる体制を整えています。