スーパーローテーションの初年度にすべての研修医に義務付けられる6ヶ月のプログラムである。内科はあらゆる臨床医学の根幹をなすものであり、将来どの診療科に進むにしても、患者の全体像を把握することによって正しい診断、最適の治療方針の決定に至る内科的な思考過程を習得することは必須である。当院の内科系診療科には、呼吸器センター、心臓センター、消化器センター、腎臓、糖尿病内分泌センター、血液、リウマチ・膠原病、神経(独立科)の7分野があり病棟も分かれているので、6ヶ月の間に全分野をローテートすることは不可能である。従って、特に疾患頻度の高い分野を必修とし、呼吸器、循環器、消化器、糖尿病内分泌の各科を各1.5ヶ月づつ研修とする。必須科以外の分野に関しては、2年目プログラムで選択する。(詳細は2年目プログラムを参照のこと。)各科のプログラムは2年目と同一であるので、これらの分野についても、研修医は内科の合同カンファランス(症例検討会)で討論者に指名されるので、幅広い知識を得ることができる。初年度はプライマリケアの研修に重点を置き、総合診療科的に患者の全体像を捉える訓練をする。また、指導医、同僚医師、看護師などとの連携を密にすると共に、内科以外の合併症があった場合には時機を失することなく専門医へコンサルトするなど患者中心のチーム医療を身に付ける。さらに、患者を取り巻く家庭環境や社会的状況を把握することにより患者やその家族と良好な人間関係を結ぶことの重要性を学ぶ。臨床医としての第一歩を踏み出すに当たり、患者と対等の人間として患者から学ばせて頂くという謙虚な暖かい心遣いを持った医師を育成したい。
| * 呼吸器内科は平成19年6月より呼吸器センター(内科部門)に移行する。研修医は内科的疾患を中心に担当するが、時には外科的な診断や治療にも加わり研修することが可能になる。 |
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